リキモリ 大東潤滑株式会社
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Dmax ディーマックス プロが使っている特殊潤滑剤
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二硫化モリブデンの特性と効果の理由
二硫化モリブデンの特性
灰黒色のきれいな光沢を持った粉末で、とてもやわらかく、摩擦係数が低く、耐荷重性に強く、耐熱温度も高い、金属に付着しやすい特性を持った、もっともポピュラーな固体潤滑剤です。
摩擦係数(μ)・・・・・・・・・0.03
耐圧性・・・・・・・・・・・・・2900MPa(1cm2あたり約29トン)
耐熱性・・・・・・・・・・・・−180℃〜+450℃
こういった特性を持った平均0.4ミクロンの粉末が、金属の表面の凹凸に付着し、金属同士のアタリをやわらげます
効果の理由
きれいに見える金属の表面も顕微鏡で見ると、凹凸です。
微粒子の二硫化モリブデンが、シリンダーやピストン、ピストンリングの表面の凹凸に付着し、金属同士のアタリ(メタルコンタクト)をやわらげ、摩擦係数μ=0.03という低さでフリクションを大幅に低減します。
そして凹凸に付着することでコンプレッションが上がり、爆発力も高まり、パワーアップにつながります。
さらに高温、高荷重に強く、金属に付着しやすい特性を持っているため、特に高回転域など、ピストンとピストンリングがシリンダーに強く押し付けられる過酷な状況でも効果を発揮し、持続します。
オイルがまわっていないドライスタートでも二硫化モリブデンの皮膜で、スムーズにエンジンが始動します。
「HI POWER JET」はこのように、二硫化モリブデンの特性を最大限に利用した製品です。
シリンダー内のスカッフィング痕
ピストンは3000回転ぐらいでは、ほとんどシリンダーに沿って往復(図.1)しますが、8000回転にもなるとクランクシャフトの動きとピストンの重さの遠心力で、ピストンがシリンダーに押し付けながら往復します。(図.2)
すると (写真.1)のように、シリンダーにはスカッフィング痕が残ります。
スカッフィング痕=摩耗、となりますので摩耗したシリンダーからオイル上がり、コンプレッションダウン(パワーダウン)などさまざまに影響がでます。(図3) 
これはどんな良いオイルを使用してもできてしまうため、競技用車輌などは対策として、ピストンのスカート部分に摩擦係数を低くするための二硫化モリブデン加工(写真.2) を行います。
このように、スカッフィング対策のフリクション軽減と摩耗後のコンプレッション復活のため、「HI POWER JET(二硫化モリブデンパウダー)」が貢献します。
3000rpm 6000rpm 圧縮ガスやオイルが抜ける
スカッフィング痕 モリブデン加工

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